2学期末テスト1日目
2025年11月17日 09時26分11月17日(月)、今日からいよいよ2学期末テストが始まりました。
1校時、テスト勉強の時間に猛烈な勢いでラストスパートをかけた生徒のみなさん。
2校時のチャイムが鳴るとともに、社会科のテストに向き合い、黙々とシャーペンを走らせていました。
どの学年も、物音一つしない静寂の中で、真剣にテストに臨む姿に、これまで一生懸命テスト勉強に励んできたという「証」が感じられました。
生徒のみなさん、これまでテスト勉強、本当によくがんばってきましたね。
自分の中学生時代を思い返してみても、次から次へと押し寄せてくるテスト、そして、毎日毎日担任の先生からかけられる「勉強せえ勉強せえ」のプレッシャーに、だんだん自暴自棄になり、
「俺は、日本人やのになんで英語なんか勉強せんといかんのや。」とか、
「スーパーに行って方程式なんか使わんやろ。」とかいうふうに勉強すること自体に疑問を感じるようになったことがありました。
君たちも少なからずそんな疑問をもったことがあるのではないでしょうか。
では、「勉強」は何のためにするのでしょうか?
勉強は、例えると「穴掘り」のようなものだと思います。
地面の下には何が埋まっているのでしょうか。土、泥、石、砂…どれもたいしたものではありません。しかし、ひょっとして小判が埋もれているかもしれないし、金やダイヤの鉱石が発見されるかもしれません。掘り進むうちに温泉がわいたり、油田に当たるということも考えられます。もしかして古い貴重な化石や遺跡にめぐり会うことだって十分あり得ます。つまり地面の下にはたくさんの「可能性」があるということです。
君たちもまさにこの地面と同じと言えるのではないでしょうか。ほとんどの人は地面の中にどんなものがうずもれているかわかっていないものです。
もしかすると音楽のセンスが光っているかもしれないし、運動にずば抜けた才能を秘めているかもしれません。文章を書くことに天分がある人もいれば、絵に優れた感性を隠している人もいるかもしれません。英語を使って外国を飛び回る人、こつこつと一流の技術をみがき上げていく人など、君たちの可能性は無限といっていいと思います。だから中学校では、君たちという地面にたくさんの穴をあけようとしているのです。国語という穴、理科という穴、美術という穴…。
きっとそのどこかに自分がのびのびと才能を発揮できる「ダイヤの鉱脈」が隠れていると思います。しかし、それは、
「自分の努力によって掘り進まなければ、出てこない鉱脈」
なのです。
この世に自分が真剣に打ち込めることがあるということほど幸せなことはありません。これは、人間が「生きがいを感じるとき」の1つ、「自分の才能に気づいたり、自分の才能が伸びたと感じたりしたとき。」にもつながります。
これから、自分が生き生きと打ち込めることを「一生の仕事」や「趣味」にできたらいいですね。
「勉強」は地面から自分自身の可能性を掘り出していく強力な「道具」と言えると思います。
そんなことを考えながら今日からの勉強に励んでみてください。
みなさんのがんばりに期待しています!
フレーフレー松前中学校!!